四季毎に移ろいゆく風景が飽きさせない鹿島
- 移動時間:
- 約90分
- 移動距離:
- 約8Km
- 交通手段:
- 徒歩
※記載している移動時間はスタートからゴールまでの目安です。施設の見学・利用時間は含まれておりません。
鹿島港
北条港の中須賀桟橋乗り場から鹿島桟橋乗り場までは、鹿島渡船で約5分。
港に着いてまっすぐ行くと左奥に鹿島神社がありますので、そこから展望台へ登っていきます。
遊歩道の中を風と共に登る 展望台へ向かう
自分だけの島風景を見つける
小さな鹿島は標高が113mあるので登りは案外キツイかもしれませんが、短時間で登って見る風景は一見の価値があります。現在島を海岸沿いに巡る事はできませんが、こうして展望台に向かう木々に囲まれた山道を登るだけでも自然を楽しめます。中腹の遊歩道を歩いていると木漏れ日の中に野生の鹿に出会うかもしれませんね。
港から降りると、右手に鹿の檻があり小さなお店と太田屋鹿島店と続いています。まっすぐ行くと鹿島登山口、その左手奥に鹿島神社があります。
今回は、その登山口から登って行くことにしました。途中に案内版があるので迷うことはありません。やや急な坂道を登って展望台へ向かいます。
- 備考:
忽那諸島からの多島美は美しい 展望台
東に石鎚の山、西に中島の大浦港まで見える抜群のロケーション
頂上の展望台からは遠く忽那諸島の島々から高縄山や遠く石鎚の峰が強大な姿で迫ってくるのが分かります。鹿島ならではなの風景は山の高さから海の広さとすべてを垣間見ることのできるロケーションでした。その大きさを堪能していると、近くの海で漁船がエンジン音を響かせながら通りすぎて行きます。しばし、休憩を兼ねてその世界感に浸ります。
展望台から見える島々は、予想をはるかに超えて遠くまで見渡せるのがわかります。北条港から高縄山へ向かう県道17号線や、その右手奥には石鎚山の巨大な峰も重なって見るのは圧巻です。
また、海を見ると遠く中島諸島の野忽那(のぐつな)や睦月(むづき)、中島本島も見ることができます。
野生鹿を見つけることが出来るだろうか 展望台から降りる
野生の鹿にも会える鹿島の遊歩道
展望台から降りていくには道を変えても面白いですね。登ってきた方向ではなく展望台近くの「御野立の巌」右にある階段を使用します。途中、放送局のアンテナがありましたが、それを通りすぎて行くとやがて木の階段は無くなります。緩やかな山道に移行してしばらくすると左手奥に野生の鹿がいました。近くには寄ってくれませんが、こうして自然の鹿を見るのはいいものです。
北方向の木で作られた階段を降りていきます。階段はやや急ですが、木々の香りを楽しみながら降りていきます。
降りて行くと途中に野生の鹿がいました。少し離れていますが一生懸命に食事中です。時々頭をあげて回りを見渡しています。やがてもう一つの登山道入り口に到着です。
島を散策しながら巡る散歩道 港付近
鹿島神社境内と海を見と連絡船
港から右手には、北条鯛めしの老舗「太田屋鹿島店」があります。海に突き出たロケーションを楽しみながら、上品な鯛めしを食すのも良し、海岸で手作りランチを楽しむも良し。途中、鹿島博物展示館があります。中は鹿島の歴史と自然が案内されていますが訪れる人は少ないようです。
鹿のモニュメントが目印のフェリーは、あっという間に着いてしまう、距離の短さが特徴です。時間にして5分くらいでしょうか、通常は20分置きに出向していますので、待たなくてものれるのが嬉しいですね。島に渡れば鹿のお出迎えでゆっくりしましょう。
- 備考:
【中須賀桟橋乗り場⇔鹿島桟橋乗り場までのアクセス】
運賃:大人往復運賃 210円/子ども(小学生以下)往復運賃 110円
駐車場:約60台(7時半〜22時:520円/17〜翌8時半:580円)
※普通・軽自動車は運転手1名の渡船料含む
お問合せ:鹿島渡船駐車場事務所(渡船事務所) 089-992-1375
※周遊船もあります。http://ritoumeguri.com/experience/28525.php
北条の西方海上400mに浮かぶ周囲1.5kmの小島。美しい海岸線と標高113mの山頂までは四季折々の草木が生茂り、整備された遊歩道で散策しながら展望台まで登れます。途中、野生の鹿を見ることもあります。昭和31年には国立公園となり、別名「伊予の江ノ島」と呼ばれることもあります。
※鹿島渡船情報は、スポット4の備考欄に記入してます。