静かな島のミニサイクリングで瀬戸内の自然を堪能する。
- 移動時間:
- 約55分
- 移動距離:
- 約15Km
- 交通手段:
- 自転車
※記載している移動時間はスタートからゴールまでの目安です。施設の見学・利用時間は含まれておりません。
津和地港「海の駅」
最初の「常燈堂跡の碑」へは、海岸通り沿いを右に向かいます。一本道です。
松山藩最初の灯台跡 常燈堂跡の碑
見晴らしの良い立地の灯台跡から海を眺める
寛永14年(1637)に松山藩が設置した常燈堂(今でいう灯台)の跡地に石碑があります。当時は不寝番(火番)が常時2名で薪を石燈に入れて灯を点していました。灯台の跡であることから港に入るにはわかりやすい所で、怒和島から松山方面が一望できます。
その昔、海路の交通が盛んだったころ、瀬戸内海交通の要所として松山藩直営の公儀接待所「お茶屋」が賑わっていました。その繁栄した津和地港を入り口に、松山藩最初の灯台が設置されたそうです。
島を海岸線に沿って移動すると流児島が見える 流児島
津和地は綺麗な風景が普通にある
海岸線の道に沿って行く道すがら、たこつぼがいっぱい置かれていました。タコの産地としても有名だったのを思い出します。近年、漁獲量が減ったとは聞きたことがあります。それにしてもスゴイ量です。また、海岸線の海は相変わらず綺麗な透明な色で海の本当に色はこういう色なんですね。
こういう海で漁獲されるものって美味しいのが当たり前なんでしょうね。
自転車でゆっくり巡っていくと。綺麗な岩場の向うに小さな島が見えてきて、その島の前には養殖筏がありました。これは、ヒラメの養殖だそうです。この付近の海岸線はとても綺麗な海と島風景が見ものです。
ここいらで早めの休憩をとります。
美味しい魚が獲れる海 竹ノ子島
竹ノ子島の付近は美味しい魚が獲れるそうです。
津和地を巡るプチ旅行では、唯一南側の半島を横断する形で少し登り坂になります。距離は短いのですが、両側に地面が見えるのでわかります。
島でも評判の良い漁場ということで、当日も漁船が漁をしていました。ちなみに、半島へ行こうと思いましたが道がないので行けませんでした。島の人は船で向うそうです。
更に進んでいくと、小さな島がみえます。竹ノ子島です。その向こうに見えるのは、山口周防の大島町で700mしか離れていません。この島に渡ると柳井まで橋が繋がっているので中国地方に渡れてしまうんですね。
山の農道から海を港を見下ろす 山の農道に登る
島の整備された農道から島風景を楽しむ
島の農道はきっちり整備され、車も多く無いので自転車で楽しむのも面白いかと思いますが、なにぶん高低差が大きいので押しながら巡ってみてはどうでしょうか。より大きな坂道が後の風景を期待させてくれます。
やがて展望が開けると期待以上の風景が広がります。
山の中腹に大きな道があるのがみえます。それが島の農道で、しっかり舗装されて道幅も広くゆったりサイクリングができます。
その脇道にそれる道は看板などありませんが、結構分かるかと思います。もしわからなければ島の人に聞いてください。
- 備考:
【アクセス】
中島汽船:http://www.nakajimakisen.co.jp/
電話番号:本社(松山市)089-952-7277
中島支店(中島)089-997-1221
●フェリー(三津浜~津和地)
運賃(大人1人片道):1,240円・所要時間:約1時間40分
●高速船(高浜~津和地)
運賃(大人1人片道):2,080円・所要時間:約1時間
全周が7.7㎞の道のりは自転車ミニサイクリングにはぴったり!
高低差の少ない海岸線とすべてが異なる風景をみながらゆっくり巡りながら、聞こえる音が波・風・漁船エンジン音、そして野鳥の声という島音だけの静かな風景に、どこなく異邦人になった気がします。
※松山市から津和地島へのアクセスは、スポット4の備考でご紹介してます。