海と山がきれいな島、怒和島(ぬわじま)で癒される
- 移動時間:
- 約105分
- 移動距離:
- 約30~40Km
- 交通手段:
- 船・自転車
※記載している移動時間はスタートからゴールまでの目安です。施設の見学・利用時間は含まれておりません。
上怒和港
上怒和港に到着して道の反対側に2階建ての白い待合室があります。そこで自転車を借りてください。
丸子鼻に伝わる丸子姫伝説 怒和島港から丸子鼻
丸子姫伝説から連想する潮の激しさ
上怒和港から右手方向の丸子鼻という小山には、丸子姫伝説が伝えられています。それは、遠い昔、大晦日の夜に西国大名の船が沈没し乗っていた丸子姫が未練を残したまま亡くなりました。それからというもの、旧暦の大晦日の夜、海上に怪しい火が灯ったり、丸子姫の亡霊がでるというものです。これは、この一帯が危険な海域であることから発生したものといえます。
上怒和港から右手の小山に丸子姫伝説というものがあります。その昔、大晦日の夜に西国大名を乗せた船が丸子鼻の沖合で沈没し、乗っていた丸子姫が未練を残して亡くなったというもので、以降、この付近を通過する船は気をつけるようにというものです。
- 住所:
- 怒和島・上怒和海の駅
- 電話番号:
- 089-999-0159
- 料金:
- ※自転車は港に到着後、待合室で借りれます。
レンタサイクル:1日500円(保証金1,000円。自転車の返却時にお返しします。)
トンネルの向うには青い海が見える 島の北側を一望する
海に囲まれていても同じ風景は一つもない面白さ
怒和島の道はとっても綺麗で移動に苦労しません。移動してすぐトンネルを抜けると島の北側に出ます。その海が綺麗なのは共通ですが、ここの風景もこれまでとは異なる多島美を見ることができます。ただし、見える島は広島県の島になります。
やがて、右手に見えてくるのは津和地島、中島最西端の島が見えて来ました。
島を巡って上怒和トンネルを超えると青い海が見えてきます。その海の向こうは広島県で遠くに倉橋島が見えます。もうココは広島県の県境なんですね。忽那諸島は松山から離れているかもしれませんが、広島県に一番近い島国なんです。
上怒和港を見下ろす 山の中腹を走る農道から見る風景
青い海の中に点在する島々の多島美を堪能してみて
忽那諸島は道がきちんと整備されているので移動は楽です。もちろん高低差が大きい場合、自転車は大変ですが、そんな時はゆっくり押して登ってみましょう。きっと疲れを忘れるくらいの風景を見ることができます。島巡りの醍醐味ってこういうところにあるのかも知れません。
最初にみた丸子鼻を見下ろす農道に来ると、遠くに中島本島を見て遠くに双子島に二神島がみえます。この多島美が瀬戸内海ならではの美しい風景でここと同じものは2つとありませんから大事にしたいですね。
- 備考:
山の西側に下る道を選択して下っていくと、怒和島のもう一つの港、元怒和港があります。
もう一つの港は夕日が綺麗な名所 元怒和港から夕日をとらえる
多島美のどまん中で夕日を撮影する貴重なひととき
ここまでくると、対岸に大きな島、津和地島がみえます。そして海岸沿いに自転車を走らせて行くと2つの山の形に特徴のある二神島が遠くに見えてきます。手前の2つが双子島。それにしても、こんなに近くに見えるのはココからしかありません。
怒和島で夕日を見るために西海岸に陣取りました。遠くの夕日が静かに沈んで行く時、帰路につく2隻の漁船が静かに帰路につきます。
夕日を見るために夕方元怒和港にきました。先ほどの上怒和港とは異なる港風景を楽しみながら、やがて夕日がゆっくり沈んでいくのをカメラに捉えました。美しい自然は心を洗われるというのはあながち間違いではないと実感しました。
- 備考:
【アクセス】
中島汽船:http://www.nakajimakisen.co.jp/
電話番号:本社(松山市)089-952-7277
中島支店(中島)089-997-1221
●フェリー(三津浜~上怒和)
運賃(大人1人片道):1,240円・所要時間:約2時間10分
●高速船(高浜~上怒和)
運賃(大人1人片道):2,080円・所要時間:約45分
ぜひ、島時間を体感してください。何も無いからではなく、島にしかないものを見つけてみてください。
小さな島と思いますが、時の流れが街時間とは違うような気がしませんか?美しい自然の中に自分をおいてみるのも良い時間、貴重なひとときと思います。
※松山市から怒和島へのアクセスは、スポット4の備考でご紹介してます。