宇佐八幡神社
アート溢れる神秘的な島の神社
小高い丘の頂上にある1094年に建立された宇佐八幡神社は、応神天皇など3神が祀られています。170段という長い階段を上る参道は、鬱蒼とした竹林や様々な形をした木々が織り成す自然のアートを堪能でき、神秘的な雰囲気に包まれています。
境内にある狛犬は、1937年にシアトルでレストラン経営に成功した中本淳一夫妻が奉納したものであり、故郷を思う気持ちを形にしたものです。台座石の銘には「明治三十五年十一月五日北米合衆国渡米昭和十二年十二月三十日帰国記念二神村人氏子中本淳一妻ハルヱ」と記されています。また愛媛県内では数少ない戦前の小絵馬があり、島の芸術家である石崎嘉吉の絵馬もあり島の歴史を感じることができます。
島人が古くから伝えられていることを受け継いでいる姿は、他にも多くあります。例えば宇佐八幡神社を挟んで西と東に墓地があり、それは八幡神社が神聖な場所であるために神社を通ってはいけないという昔からの言い伝えが残されているためだと言われてます。また秋に開催される宇佐八幡神社の秋祭りは、全国的にも珍しいおみどり神事が行われ、本祭では地区を神輿が巡ります。
住所 | 愛媛県松山市二神 |
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