安居島を尾根づたいに歩く
そのままの自然が残る尾根の先に、プライベートビーチのような砂浜が広がります
松山市沖の忽那諸島・安居島は、松山市北条港から北西13.5㎞に位置し、東西1.2㎞南北0.2㎞という細長い島です。人口24名11家族(2010年国勢調査)という忽那諸島でも最も少ない安居島は、かつて無人島でした。
安居島の港から東に向かう海岸線を歩いて行くと郵便局・住宅・神社・集会所などがあり、このあたりが安居島の中心となります。住宅の北側を東西にはしる標高55mの尾根を歩くと、島を1時間程で巡ることができます。
海岸線の東端にある尾根に向かう登り口から登って行くと、雑木林のあいだに獣道よりやや広い道が続いています。島の東端には安居島灯台がありますが、行くことは難しくこの道からは見えません。また波の音が近くに聞こえ、左右の海の近さや尾根の幅狭さを感じます。尾根から北側の木々の隙間から海が見えてくると、ロープをつたって海岸に降りることができます。まるでプライベートビーチのような砂浜が広がり、水平線に広島県呉市の下蒲刈島(しもかまがりじま)が見えます。後は、尾根づたいにひたすら西へ向って進み、竹やぶに大きな畑が見えてくると安居島港にでます。
安居島の特産物の1つに、安居島の手摘み天然ひじきがあります。ひじきを手作業で収穫・選別することで、粒がそろった上質の磯の香りと濃厚で奥深い味わいとなります。
ウェブサイト | http://ritoumeguri.com/ |
---|